24 February, 2017

お知らせイロイロ

お知らせをいくつか。




 東京の今を生きる猫たちを追う写真家10人によるグループ「東京猫色」に参加しています。
 今回、池袋東口のWACCA池袋にて今年もイベントに参加させていただき、写真を展示しています。残すところ週末のみとなりますが、夜は21時(日曜日は19時まで)までやっていますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。


 


ユザワヤさんで猫モチーフの手芸教室...気になる...
東京猫色の写真ももちろんありますが、
たくさんのアーティストが作品を展開しています。
作家さんたちの紹介ページはこちら!

会場:東京池袋 WACCA池袋

会期:2017年2月22日(水)~2月26日(日)

時間:11:00~21:00(最終日は19:00まで)
もちろん入場無料です。
参加メンバーは、池口、巣山、新谷、小滝、石嶋、荒川の6名です。


渋谷ヒカリエにはとんでもなく美味しいモノが集まっている様子です。。。
こちらも週末まで〜。
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新刊本のお知らせです。


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 今回は料理にがっつり寄っていきましょう!ということで迫力のレイアウト。そしてなにより驚きの装丁、全ページ耐水紙を使用してリング式。自立するレシピブック。テーブルに広げながら料理し始めたら本が閉じちゃった!とか、ページをめくりたいけど手が濡れててさわれなーい!とか、ドレッシング混ぜてたら、あっ、ページにシミが〜...などなど誰もが経験したことあるのではないのでしょうか。スマホやパソコンでレシピを見るのも便利ですが、自動ロックで画面が消えちゃったり、レシピを見ながらあれこれ検索、寄り道してるうちに気がついたら時間が過ぎてた・・・なんてこともありますよね〜。
 日々、キッチンに立つ人だから、レシピブックを片手に料理を楽しむ人だからこそわかるこのこだわり。キッチンで調理している目の前に立ててレシピを見ながらつくれます。これって結構、ありそうでなかったスタイルですよね。料理の方も、さっと一品からメイン、デザートまでたっぷり70品。定番メニューからご馳走メニューまでバラエティに富んでます。素敵なスタイリングは小坂桂さん。(なんと同じ幼稚園、小、中学校卒業生でした!)撮影終了後、どれももちろんいただいて参りましたがとても美味しかったです♪ カリッカリで甘〜いトウモロコシの天ぷらがうちの子たちに大人気です〜。



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そして、リング式といえば・・・




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 ツーリングマップル 2017年版、リング製本のR版、通常版、各地域ともに3月7日にリリースです!

 地図が愛読書!という旅人 中村聡一郎さん駆るYAMAHA MT-09 Tracerを関東甲信越版にて撮影してきました。今年の表紙はR版が群馬と長野の県境、毛無峠。毛無峠は昭和初期に硫黄鉱山として栄えた場所ですが、廃業したあとも当時の施設などが撤去されずに残り、360度山々に囲まれた天空の中の廃墟という日本離れした絶景ポイントです。通常版は世界屈指のラジウム量を誇る増富温泉から美しい渓谷沿いをゆくクリスタルラインを北上、花崗岩の岩肌が眼前に荒々しく迫るみずがき山。
 旅・ツーリングというと、どこか遠くへと思いがちな関東甲信越のみなさん、まだまだ魅力的な場所は身近にもたくさんありますよ〜!ぜひ、ツーリングマップル関東甲信越版を片手に魅力的なルートを発見してください!

 東北版は「鉄人」の異名を持つバイクツーリング界のカリスマ・レジェンド 賀曽利隆さんと今年も縦横無尽に走り回って撮りまくってきました。R版の表紙は福島と山形の県境、東北最高所の峠、白布峠へ向かう西吾妻スカイバレーを駆け抜けるSUZUKI V-Strom1000通常盤は磐梯山ゴールドラインから猪苗代湖を眺めます。
 ツーリングマップル東北を20年以上担当してきた賀曽利さんの知識と直感は凄まじく、取材は毎回、驚きと旅の魅力に溢れています。(賀曽利さんの東北への思いはこちらの記事に詳しく旅って、その土地の地理や歴史を知ると、いろんな見方の軸に貫かれて、思いもよらないつながりが浮かび上がってきたりして、本当に新鮮な興奮に溢れるんですよね。東北を知り尽くした賀曽利さんと回るこの取材は、毎年、ぼくの楽しみになっています。今年度版では奥会津の魅力と福島の地酒の美味しさも堪能させていただきました♪
 今年の9月で70歳!!を迎えるという鉄人ライダー賀曽利さん。今年はなんとSUZUKIの新型V-Strom250で日本一周も計画中とのこと。先日の『IWATEモーターサイクルフェスタ』2017のトークショーでも「歩けなくてもバイクは乗れる!!(笑 生涯旅人、本当にスゴイんです。このバイクもかっこいいんだよなぁ〜。

 そして、付録の全力取材BOOK。こちらがまたスゴイ。担当ライダーの思い、各地の絶景、オススメのグルメ情報など取材の足跡が満載です。地図にも色々な情報が書き込まれた珍しい地図、全力取材BOOKの方もぜひ手にとって見てください。自宅で広げてプランを練るのにとても楽しい地図。そして旅に一緒に連れ出した時に使いやすい工夫たっぷりのツーリングマップルです!

 旅はもっとオモシロくなる、さぁ、今年はどこへ行こう。


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15 February, 2017

2017小谷村大網火祭り

007 Traditional ritual ceremony of snow and fire in the village in the mountains,Otari,NAGANO 2017


 雪と火のお祭り”大網火祭り”を見に、長野県と新潟県の県境に位置する小谷村大網地区を訪ねました。


Mountain climbing snowy mountain (to go sledding)


 ここ小谷村大網地区は、長野県北部といっても新潟県糸魚川市まで車で30分ほどと日本海に近い山奥です。年末にきた時は雪も少なくて路面にもアスファルトがみえていましたが、年明けからの雪ですっかり景色が変わり、真っ白な冬の世界。といっても写真のように雪山登山はしなくても辿りつけます。(写真はソリ遊びをするために裏手の畑へ繰り出した一行、ソリも埋もれて遭難しそうな雪ですがw)

犬は喜び庭駆けまわり、子どもも、もはや犬とおなじ。雪原をみてダイブせずにはいられない様子です(笑

Dogs run around in the snowy field pleasing. Children also dive in snowy fields.




 大網地区の火祭りは、厳しい冬を越えて春を迎える節目に雨飾山の神様を呼び、よりよい一年を祈念する神事。雨飾山を正面にした結界の中で巫女が神様を迎え入れる舞を踊り、神様の使いである鬼に扮した男衆が観客の中から供儀となる生贄を選び、魔除けのどんと焼きへと火を放つ。焚き上がる炎を囲み雄叫びをあげながら五穀豊穣を願い踊ります。
火の粉が舞い、雪が降りしきるなか、仏教のようでもあり神道や修験道とも似ているようであり、そのどれもが混ざり合ったかのように神へ、ご先祖様へ、山へ、森へ、自然へ祈り、踊る姿をみていると、なるほど、と妙に納得してしまう。海に囲まれた日本列島で山や森から離れることなく暮らしてきた人々が、目の前にあるすべてのものに畏れや愛、アニミズム的な信仰、感覚を抱くようになったことが、とても自然に腑に落ちていきます。

 あるがままを受け入れて、願い、祈る、その姿。

そしてなんと今年の生贄に、うちの娘が選ばれてしまいました(驚 はじめは戸惑っていたようですが、優しい鬼たちに連れられ、雨飾山の神様の前で悪霊を祓う火を捧げてきました。無事に戻ってこれて一安心。神様ありがとうございます。大役、見事でした。


001 Traditional ritual ceremony of snow and fire in the village in the mountains,Otari,NAGANO 2017


002 Traditional ritual ceremony of snow and fire in the village in the mountains,Otari,NAGANO 2017


003Traditional ritual ceremony of snow and fire in the village in the mountains,Otari,NAGANO 2017


004 Traditional ritual ceremony of snow and fire in the village in the mountains,Otari,NAGANO 2017


005 Traditional ritual ceremony of snow and fire in the village in the mountains,Otari,NAGANO 2017


006 Traditional ritual ceremony of snow and fire in the village in the mountains,Otari,NAGANO 2017


008 Traditional ritual ceremony of snow and fire in the village in the mountains,Otari,NAGANO 2017


009 Traditional ritual ceremony of snow and fire in the village in the mountains,Otari,NAGANO 2017






Hot soba in lunch

Sweet red-bean soup"Oshiruko" with "Tochi-mochi"( Japanese-horse-chestnut mochi)



 美味しいお蕎麦と栃餅のおしるこ。

祭りの夜から翌日まで、ず〜っと降り続く雪でしたが、お世話になった”つちのいえ”では、あたたかく楽しい時間を共有してきました。(もちろん笹寿司、鹿肉ロースト、そしてツララウィスキーも堪能です!)

なによりも、ぼくがそうであるように、ぼくの家族の心の中にも小谷の冬の暮らしと人々が根付いて、いつでもあの雪と炎、大網のみなさんの笑顔を想うことができるようになったのが、嬉しかった。今日あたりは小谷も雪がやんで、真っ青な空に真っ白い雪の集落がキラキラしているんだろうなぁ。

くらしての皆さん、つちのいえでご一緒した皆さん、ありがとうございました!またお会いしましょう〜♪


KURASHITE,Otari,NAGANO 2017






 下は一晩で積もった雪。今回も安曇野で父の車に乗り換えてきました。FFで来た方はちょっと厳しかったみたい。小谷で暮らす方々にとっては4WD以外は選択肢にないんだろうなぁ。やはり次車を買う時は4WDだ。。。

Snow accumulated overnight

A village that can not climb on a car driven by front wheels.









06 February, 2017

渋谷、二月。


Sunset in Shibuya,TOKYO,2017

母の古希のお祝いに渋谷へ。


 先月、渋谷に何日か通って撮影することがあり、ここからの景色を初めて見ました。渋谷ヒカリエ11F。渋谷駅の正面となる大きな窓からは、ホームの様子やスクランブル交差点、首都高速用賀線の帰宅渋滞も良く見える。北側を向くと新宿副都心がニョキニョキと生えて見える。遠くにはほんのりと富士山。

 ここも目の前直下のバスターミナル付近はずーっと工事してて、数年のうちにはビルが建つそうです。そうなると、西向きのこの景色はもう見ることはできないんだろうな。

 お祝いの宴も渋谷の喧騒を眺めながら。大人になると見た目に大きな変化も少なく、白髪が増えたかな?ちょっと太ったかなぁ?というくらいで日々、変わらない姿でいるので、ついつい忘れてしまいがちですが、いつのまにか祖父母よりも背の伸びた姪っ子と、この前までベビーカーだったのに大人と同じテーブルに着座して、大人たちよりも旺盛な食欲で生ハムを頬張る我が子たちを見ると、確かに積もり重なっていく”としつき”を感じます。

 いつも元気でパワフルなこの世代のみなさま方、見ているこちらが元気になります。老後、という言い方が全くしっくりこない。老いとともにより深く人生を愉しんでいるように感じます。どうぞ、これからもお元気で。また美味しいお酒をご一緒してください。







またピント外して、グラスに合ってしまったのは内緒で(苦笑
仕事じゃないので許してね(w