写真は2013年、第8回大会の折り返し山頂エイドから。
週末、6月21日、第10回 乗鞍天空マラソン走ってきました。
長野県と岐阜県の県境に位置する乗鞍岳を目指して、標高1500m地点から県道84号線、乗鞍エコーラインを駆け上がり、2700mまで18kmのヒルクライム。その後、12kmの下りを一気に降りる30km、標高差1200mのマラソン。
長野県側の乗鞍エコーラインと岐阜県側の乗鞍スカイラインは2003年、マイカー規制が行われるまでは自動車で行ける日本最高地点だったので学生時代よくバイクで登った思い出深い道。そこを足で登るって、もはや登山だ。途中森林限界を超える標高2500m付近からは3〜4mほどの雪壁が残り、山頂の大雪渓ではまだこの時期、熱心なスキーヤーたちがシュプールを描いている。
ふだんは増加し続ける体重をコントロールするために家の周りを走っている程度なのでマラソン大会やレースとは縁遠く興味も湧かなかったのだけど、このアホみたいに登って降りる過酷なレースを知り、思い出の乗鞍高原への郷愁と雪壁を走る非日常感、そして山頂からの絶景にすっかり心酔してしまい、気づけば3年連続のエントリー。
でも雨でした(泣
週末は全国的に大荒れの天気。山頂付近は気温5℃。雨風も強く体感的にはもっと寒い。8:00amのスタート時は小雨パラつく程度でしたが11:00頃風雨強まるとの予測で、レース途中でコース短縮をして15.5km付近で折り返し、山頂、雪壁まで行くことができませんでした。大会スタッフも苦渋の決断だったと思います。(苦渋の様子はこちらのブログ)第9回の去年も雨だったんだよね。今年ほどひどくはなかったけれど。
山は雲に隠れ、新緑は雨に濡れ、寒く、そしてなにより延々続く登り坂・・・いったい僕は、なんのために走っているのだろうと自問自答しながら、まわりをみればそんな人ばかり。みんな上を目指して一歩一歩登っていく。なぜか可笑しくなって笑えてきた。たぶん、あれだ。過酷で困難な状況になっても笑顔で歯を食いしばってがんばる、ふんばる、その訓練だな、これは。この状況が心底楽しめないとただの苦行です。
乗鞍大雪渓Websiteによると、第2回大会が雨、第3回は大雨で折り返し12kmにコース短縮、第4回も雨で15km地点で折り返しと天候にだいぶ左右されている様子。考えてみれば、ここは標高3,000mに近い場所。山の天気は変わりやすく標高が上がれば真夏でも体温低下などの危険がある場所。感覚的には夏山登山だと思ってもいいのかもしれない。そこをこの上なく軽装でしかも体力を疲弊させて登ってくるわけだから、安全のためのコース短縮というのはいたしかたないことなんだろう。
距離は短縮されているけれど、3回目の今回、歩かずに登り切るという目標は一応達成。昨年よりも条件は悪かったけれどラップタイムも早くなっている。あとはやっぱり景色、だよね。残念だったけれど、このひどい条件の中、ニヤニヤ笑いながら最後まで走りきったことは、よかったと思う。でも、なかなか友達は誘えないし、人にお勧めできるかというと、この雨ではね。次は・・・もういいかな。「もう、こんなアホみたいマラソン、二度とでません」って去年もいった気がするけど(苦笑
というわけで、写真もほとんど撮ることもなく、ひたすら雨の中駆け抜けた日曜。レースを終えて凍えた体を温泉で温め、美味しいそばを食べてさてお山を降りるか・・・って頃になってキラキラと陽射しが射してきたよ。そんなもんだ。今回は山の神様に「今日は上までは来るな」って言われたんだな、きっと。じゃ、あらためてまた出直してきます(笑
以下は、3年前の過去最高に天気が良かったという第8回大会の様子。これを見ると、辛かったことを忘れてついついエントリーしてしまうのだ(笑
お日様のちからがどれだけ世界を美しくしているかを実感します。
長野県と岐阜県の県境に位置する乗鞍岳を目指して、標高1500m地点から県道84号線、乗鞍エコーラインを駆け上がり、2700mまで18kmのヒルクライム。その後、12kmの下りを一気に降りる30km、標高差1200mのマラソン。
長野県側の乗鞍エコーラインと岐阜県側の乗鞍スカイラインは2003年、マイカー規制が行われるまでは自動車で行ける日本最高地点だったので学生時代よくバイクで登った思い出深い道。そこを足で登るって、もはや登山だ。途中森林限界を超える標高2500m付近からは3〜4mほどの雪壁が残り、山頂の大雪渓ではまだこの時期、熱心なスキーヤーたちがシュプールを描いている。
ふだんは増加し続ける体重をコントロールするために家の周りを走っている程度なのでマラソン大会やレースとは縁遠く興味も湧かなかったのだけど、このアホみたいに登って降りる過酷なレースを知り、思い出の乗鞍高原への郷愁と雪壁を走る非日常感、そして山頂からの絶景にすっかり心酔してしまい、気づけば3年連続のエントリー。
でも雨でした(泣
週末は全国的に大荒れの天気。山頂付近は気温5℃。雨風も強く体感的にはもっと寒い。8:00amのスタート時は小雨パラつく程度でしたが11:00頃風雨強まるとの予測で、レース途中でコース短縮をして15.5km付近で折り返し、山頂、雪壁まで行くことができませんでした。大会スタッフも苦渋の決断だったと思います。(苦渋の様子はこちらのブログ)第9回の去年も雨だったんだよね。今年ほどひどくはなかったけれど。
山は雲に隠れ、新緑は雨に濡れ、寒く、そしてなにより延々続く登り坂・・・いったい僕は、なんのために走っているのだろうと自問自答しながら、まわりをみればそんな人ばかり。みんな上を目指して一歩一歩登っていく。なぜか可笑しくなって笑えてきた。たぶん、あれだ。過酷で困難な状況になっても笑顔で歯を食いしばってがんばる、ふんばる、その訓練だな、これは。この状況が心底楽しめないとただの苦行です。
乗鞍大雪渓Websiteによると、第2回大会が雨、第3回は大雨で折り返し12kmにコース短縮、第4回も雨で15km地点で折り返しと天候にだいぶ左右されている様子。考えてみれば、ここは標高3,000mに近い場所。山の天気は変わりやすく標高が上がれば真夏でも体温低下などの危険がある場所。感覚的には夏山登山だと思ってもいいのかもしれない。そこをこの上なく軽装でしかも体力を疲弊させて登ってくるわけだから、安全のためのコース短縮というのはいたしかたないことなんだろう。
距離は短縮されているけれど、3回目の今回、歩かずに登り切るという目標は一応達成。昨年よりも条件は悪かったけれどラップタイムも早くなっている。あとはやっぱり景色、だよね。残念だったけれど、このひどい条件の中、ニヤニヤ笑いながら最後まで走りきったことは、よかったと思う。でも、なかなか友達は誘えないし、人にお勧めできるかというと、この雨ではね。次は・・・もういいかな。「もう、こんなアホみたいマラソン、二度とでません」って去年もいった気がするけど(苦笑
というわけで、写真もほとんど撮ることもなく、ひたすら雨の中駆け抜けた日曜。レースを終えて凍えた体を温泉で温め、美味しいそばを食べてさてお山を降りるか・・・って頃になってキラキラと陽射しが射してきたよ。そんなもんだ。今回は山の神様に「今日は上までは来るな」って言われたんだな、きっと。じゃ、あらためてまた出直してきます(笑
以下は、3年前の過去最高に天気が良かったという第8回大会の様子。これを見ると、辛かったことを忘れてついついエントリーしてしまうのだ(笑
お日様のちからがどれだけ世界を美しくしているかを実感します。
スタート地点から見える乗鞍岳。あの雪渓の麓まで行って降りてくる。
つづら折りの県道84号線、乗鞍エコーライン。通行可能なのはバスかタクシー、自転車、そして徒歩のみ。
15km地点、位ヶ原山荘のエイド。ここから勾配は一気にキツくなる。
くどいようですが写真は2013年 第8回大会の過去最高の好天時のものです。
今回はこの辺りで折り返しになってしまいました。
山を降りて安曇野市を通過、国道19号を北上して長野市へ。大学の先輩と飲みたくて。Facebookなどで近況はお互い知っているのだけれど、もう10年くらい会って飲んでいない。会いたい時に、会いたい人にできるだけ会っておきたいものです。
夕方前に到着して夕焼け空ににわか雨降る善光寺へ。ご開帳には間に合わなかったけれど、静かな境内の善光寺がぼくは好きだ。ふと山門に「仏足跡へお参りをどうぞ」との立て札。足腰にご利益があるとされる仏足跡石はすっかり夕立に濡れていたけど、手のひらを当ててなで回した。すでに痛む筋肉痛には、すぐにはご利益はないと思うけれどね。
その後、権藤アーケードでしっぽりたんまり飲んで真夜中まで楽しい宴でした。先輩のバンド Uncle Toxicは来週末、ネオンホールでライブの予定だって。今週だったら見に行けたんだけれどなぁ。そういえば来年夏はネオンホール奴らが帰ってくるって言ってたなぁ。今から予定しておかないと。
天空マラソンの参加賞のTシャツ。
毎年、大会のカウントが入るんだけど、
今年は第10回と『天』空をかさねて『TEN』
来年は11、ELEVENだね。
さてさて、やっぱり気になるなぁ(笑
たくさん遊んで、放電充電完了です!
さ、今週は撮影いっそがしいぞ〜!!
では、行ってきます〜♪