11 December, 2019

あさが来た。



 うちにあさが来ました。




  近所に新しくできた動物病院で保護、避妊手術された生後半年くらいの女の子。リリース予定だったので、耳にはTNRされたさくらねこの印の耳カット。でも、もしかしたら、ということで院長先生が徐々に人に慣らしながら様子を見ていらっしゃいました。名前は「あさ」ちゃん。

 生後二ヶ月くらいまでに人に慣れている猫は、その後の人との関係は問題ないことが多いのだけど、その時期に人と接っしていない猫は、やっぱりとても警戒心が強く、しばらくは家庭内野良猫状態。


 そこにいるけど、さわれないし、そーっと歩いて物音立てずに刺激しないように暮らしてたり。。。













 うちに来てから三週間ほど。
 やっと部屋にも、生活音にも慣れてきて、そろそろ我々が危害を加えない世話係だということが定着してきた模様。人のてのひらに撫でられる気持ち良さも、わかってくれたみたい。もちろん、たまにガシガシと甘噛みしてくるけどね。







 写真だと澄ました顔をして、大人びて見えるけど、いやいやまだ猫をかぶっているだけで、猫じゃらしに目がない遊びたい盛りです。そして、そんなあさちゃんに人間の方が、デレデレになってます。
 まだまだお互いに時間がかかるけど、ゆるゆるとね。たのしくやっていきましょう。


 5年ぶりの猫のいる暮らし、はじめます。








28 November, 2019

農ボラへ行ってきました



 信州農業再生復興ボランティアプロジェクト、通称「農ボラ」へ行ってきました。

 長野市善光寺から北東の穂保地区。台風19号によって千曲川が決壊し多くの家屋が被害を受け、収穫前のリンゴ畑は泥水に浸かりました。

 ずっと気になっていた縁もゆかりもある場所、信州。災害ボランティア、というと、気合が入りすぎてしまうのだけど、仕事がやっとひと段落して、ちょっとお手伝いできるような場所、ことがあるならば行ってみようと出かけてきました・・・ちょうど新蕎麦の季節だし。

 災害ボランティアで遠くから参加する場合は、各交通機関に優遇措置があります。ぼくは前日に申請書類をプリントアウトして高速道路往復無料でした。オートバイで行きたかったけど11月末の信州の冷え込みと、被災現地の様子、作業に伴う荷物を考えると車の方が安心でした。車中泊もできるしね。
ボランティア活動保険も台風大雨に関わる活動については、特例としてWebから加入申請できるため、現地でスマホで申し込みました。





 仕事は、見渡す限りの農園の中に流されてきた漂流物を回収して一か所に集めることと、リンゴの木の周りの堆積した土を剥ぎ取る作業。河から押し流されてきた土砂はとても目が細かく、地中にある根が窒息してしまうとのこと。リンゴの木が呼吸ができるようにするための作業。浅いところ深いところ、土の重いところ軽いところ、見極めながら、幹や根を痛めないように堆積した土砂をスコップで削り取る。


 久しぶりの土掻き作業に息が上がって、見上げると、晩秋の青空に真っ赤に色づいたリンゴが。



 このリンゴは氾濫した水に浸かっているからもう食べれない。上の方で水がかぶっていない実も、汚泥の埃や粉塵にまみれている以上、商品としては市場に出せない。こんなに立派に育った実なのに。

「本来ならば収穫して実がなくなっている時期だけど、たくさんの実がついているから栄養を送るために葉も落ちない。つまり、リンゴの木はまだ休めていない。だから、本当は実も落としてやらなきゃいけないんだ」と園主さん。


 作業をしながら聞いた話では、収穫できなくなった今年の分に関しては、保険でなんとか補えるかもしれないと。しかし、流失してしまったり水没して使えなくなった農機具を新たに揃える金銭的な負担は大きい。そして、こうした作業をしても来年、しっかりと美味しい実をつけてくれるかは正直やってみなければわからないという。作業をしながらそんな話を聞いているとやり切れなくなってくる。

 それでも、雪が降る前にこれだけはやっておいた方がいい。やれることをひとつづつ、そうやって、目の前のリンゴの木、一本一本に語りかけるように土をどけた。








決壊した土手付近。







  雨が降らなければ、毎日作業が続いています。
時間がある方、体力に自信のある方、気持ちが溢れそうな方、

晩秋の信州に、お手伝いに出かけてみませんか?

蕎麦、美味いですよ。




01 October, 2019

すっかり秋。


そして、季節はすっかり秋。
10月1日、都民の日。




今日から10月。いろいろ面倒なこともたくさん始まりますが、腐らずに、折れずに、しっかりと旬を食べて、
英気を養って、はりきってまいりましょう。



食欲の秋ですから。


そして、行楽の秋。

空いた時間にフラッとどこかで焚火がしたくなる季節ですね。
焚火仲間募集中です。









そしてそして、運動の秋だよね。

メンタリストDaigo さん新著、発売してます。
的確かつやる気にさせる一冊です。


25 September, 2019

今年の夏(終了してた)


 あぁ、なんて夏だったんだ、今年は。

 って、つぶやきたくなるような、本当にいろいろあって、心休まらないかといえばそうでもなく。
 気持ちがあたふたとさざ波立って、それが凪ぐようにとジタバタして余計に波をかぶるような。
 毎年毎日、いろいろあるけど、なんもなく退屈なくらいに、日々いられることのありがたさを切に感じます。








 今年の5月に農園から連れてきた東京生まれのカブトムシは、夏の間中、カゴの中で元気に動き回っていた。
 けど、やっぱり大自然の中が似合っているよね。信州の美味しい蜜の出ているクヌギの木へ引っ越しました。
 でもカゴ中には卵が4つ。来年もここに連れてこれるかな。



 畑へもなかなか様子を見に行けず、ピーマンは真っ赤に色づいてしまった。
 でも完熟した真っ赤なピーマンもとても美味しい。







Life is what happens to you while you are making other plans.

痛感。

さぁて、もう秋真っ盛り。
そろそろ上昇気流つかみにいってみようかー。


















23 July, 2019

梅雨明け間近っ


梅雨明け間近の梅雨空は、ほんとうに気まぐれで、
降ったり止んだり曇ったり。

「悪い日もあればいい日もあるだろう
晴れたり曇ったり雨が降ったり」

って、真島昌利が叫んでたな。
ほんと、そのまんまだ。


今日は雨が上がって、バイクのオイル交換とプラグの交換。
フレームにオイルが回っているSRは、
ドレンボルトを抜くだけのバイクより、ちょっと難易度高め。
とは言っても、抜いて、入れるのは変わらんのだけど。

NGKの新型のプラグも話題になっているけど、
SRにはあまり関係のない話でして。。。
気にはなっていたイリジウムではなく、
価格1/3のノーマルのプラグに新調。

今週は予想外にのんびりモード。
来週は忙殺される予定です。

でもさ、夏、くるね、夏。
まってるぜ、夏。








05 June, 2019

7777.7






ちょっと色々あって、遠くに行く気になれない日々。
こんな時は、とりあえず夕日に向かって走るに限る。
きょうは珍しく娘をタンデムシートに乗せて。

 
 硬いと感じていたクラッチレバーを調整して、ポイントを近くしたらだいぶ楽に。 
 でもエンジンストールしそうになるので、もう少し遠くにしよう。
  フルノーマルのS R、リアサスのイニシャルを固めにすると面白いように曲がる。もっとお尻で乗るイメージで運転してあげると楽しいのかも。
   リアサス交換したら面白そうだけど、そのお金は遠出することに使いたいよね。いまはまだノーマルで楽しもう。


















そういえば先日、7777.7km到達。ビッグエッグの前でした。
中古で買って一年で6,000km。今年もぼくをいろんなところへ乗せていっておくれ。

ナポリタン




 気づけば6月、今日はナポリタン。カリカリの半熟目玉焼きが最近のマイブーム。今年の夏へ向けて植えた初採りのピーマンを刻み入れて。

28 April, 2019

4月の終わり




 なんだか気持ちの落ち着かない日が続いていた。それは新年度のスタートだったり、平成最後だったり、車もオートバイも車検が迫ってきていたり、いろんなことが思い当たるのだけど、きっとこれも大いに関係していたり。




東京猫色、写真展やります。








 2012年から東京猫色のメンバーとして共同ブログへ投稿してきて、毎年、さまざまな合同展示や写真展への参加もしてきましたが、東京猫色の主催、単独での展示は今回が初めて。
 ぼく個人としては猫を撮影する時間が集中してとれず、昨年からなかなか参加できずにきていたのですが、東京猫色ブログ自体はメンバーも増員されて、日々どんな投稿がアップロードされるのか楽しみにみています。東京に暮らす猫の、どこかで見たような、また、今まで見たこともないような、まさに東京猫色々なイメージに出会うことができます。

詳しくは東京猫色ブログへ!

さてと、準備しないと(汗
 

08 March, 2019

春の掲載誌


 九州宮崎、高千穂。雲海の名所、国見ヶ丘からの朝焼け。雲海は高千穂の町をすっかり覆い、悠久からかわらない山の姿と明けゆく空を眺めると、心持ちはまるで神話か昔話か。
 
 


 阿蘇山噴火の跡をまじかで見ることのできる高千穂峡、幻想的な真名井の滝や、伝説のいきづく高千穂の神社史跡をめぐり歩いてきました。
 高千穂神社で毎晩行われている奉納神楽では、各集落で毎年11月から2月頃まで行われる神事、朝まで夜通し踊られる夜神楽から、代表的な四つを見ることができます。今度は朝まで三十三番、通して見てみたい。

 NHKきょうの健康テキスト3月号に掲載されています。








 そして、今年もオートバイのシーズン到来♪ TouringMapple 2019リリースされました!


 今年の関東甲信越版、通常版は大井松田のおおいゆめの里から眺める富士山、リング製本のR版の背表紙もこの周辺、篠窪地区から富士見塚周辺。昨年、篠窪集落に桜の塩漬けを教えてもらいに伺った時から、ここに来たいと心に決めていました。関東甲信越R版の表紙は三保の松原、真崎海岸。真夏の表紙撮影のラストカットです。去年の夏も暑かったなぁ。担当ライダー中村さん、お疲れさまでした!
 そして、東北通常版は陸前高田市広田町を走る県道38号線。東北大震災で大きな被害を受けた広田半島にはゴキゲンに気持ちのいい道路が整備されています。このまま碁石岬まで北上して、食堂岬で海鮮丼をいただくのがいつものコース!そして東北R版の表紙は青森県下北半島、野辺地から陸奥湾の向こう津軽半島に沈みゆく夕陽です。これも実は、表紙撮影取材の最終日、連日早朝から遅くまで東北を走り続け、有終の美を飾る夕陽でした。担当ライダー賀曽利さん、今年も最高の東北紀行、ありがとうございました!
 各地域版にはグルメ情報や写真満載のミニブックが付属しています。これがまた旅心をくすぐるんですよね。2019年R版のキャッチフレーズ「道選びこそ、旅の始まり。」まさにその楽しさが凝縮されている地図となっています。東北版にのみ特別巻末付録として、「カソリの道2019」が収録されています。表紙撮影の様子が少しだけ納められているので、一緒に取材旅行に行った気分でお楽しみください(笑

 この取材後、青森から東京に戻る途中でSR400の契約書に名前を書いてきてしまいました。昨年からはツーリングマップルをカバンに入れて、バイクであちこち出かけています。実際にバイクに乗りながら使ってみると、大きさ、使い勝手、コメントや内容、本当によく考えられている二輪用地図だなぁと実感します。今年もこの地図とともにSR400で出かけ、行った場所、気づいたこと、どんどん書き込んで旅日記のような地図にしていこう。







 そして、お知らせが遅くなりましたが、フォーリンデブはっしーさんの「最強のデブリシャス」が2月22日、発売されました!
 年間1,000軒を食べ歩く食の伝道師フォーリンデブはっしーさんが、コスパが良くて、美味しくて、予約が取れて、しっかり太れる東京の厳選70軒を紹介しています。巣山が渾身の全カットお店へ行って撮り下ろしです。そしてもちろん全店しっかり食べてきました、美味しかった〜。この幸せな撮影期間中は週四でプールへ通い、良質なタンパク質をたくさん摂った分、しっかり身体に還元して過ごしてきました。今年の巣山はいい肉で構成されています(笑
 見ているとお腹が空いてくる本です。お気をつけください♪


22 February, 2019

妙見温泉ねこ写真展 & ねこ温泉本日発売 ♪




 2月22日、にゃんにゃんにゃんで猫の日。ここ最近はテレビやラジオでも騒がれて、だいぶ定着してきた感じ?なのかかな。FacebookやSNSではお伝えしていましたが、2月の頭から九州鹿児島の温泉地で開催されている写真展に参加しています。

 
 猫や犬が幸せに暮らす温泉地情報を発信し続けている「ねこ温泉いぬ温泉」さんに声をかけていただき、東京猫色から4人、全国から計7人の猫写真家が妙見温泉へ向かいました。鹿児島空港から車で20分ほどとアクセスの良い妙見温泉は国内有数のねこ密度の温泉地。7宿に17匹の看板猫!どの猫も個性的にのびのびと生きています。

 
 ここでのお知らせがすっかり遅れてしまったけれど、会期は今月いっぱい。まだまだ一週間あります!現地での写真展の良さは、写真だけでなく、宿へ行けばその猫に会える(かもしれない)ことですよね〜。ちなみに会場となっている妙見温泉ねむでは、オッドアイの長毛ねこ、ゆきくんがお出迎えしてくれます。ドバドバと贅沢に溢れる湯量も泉質も素晴らしいです。
 お近くの方はもちろん、遠方の方も飛行機でひとっ飛びで温泉&ねこ三昧はいかがですか?

 入場無料 9:00〜21:00 2月28日まで
 会場:妙見温泉ねむ(旧・妙見ホテル)








妙見温泉も紹介されている温泉宿の看板猫を紹介する本「ねこ温泉」も本日、発売です!
(妙見温泉の項でほんの少しだけ写真載せていただきました〜)

15 February, 2019

2019 小谷村大網火祭り



 雪と火のお祭り”大網火祭り”を見に、長野県と新潟県の県境に位置する小谷村大網(おあみ)地区を訪ねました。そう、2017年の2月に訪れて以来二回目の火祭りです。
 前回は、急遽、長女が生贄に抜擢されました。今回はその姿を見ていた次女が生贄に志願、念願叶っての再訪となりました。(一昨年の前回参加の様子はこちら






 毎年、二月の第二土曜日に行われている大網集落の雪と火の祭りは今年で45回目となります。冬に祭りを、という思いからはじまった大網の火祭りは、当初から「大網の衆と都会からくる衆が一緒になって楽しむ」という目的があったそうです。このあたりの経緯に関しては長野県小谷村大網・姫川温泉のことを伝え残す取り組み”むらのしるべ”に詳しく載っています。
 
大網へは集落で生活する方々の団体「くらして」主催のワークショップ「鹿の解体 皮なめし 暮らす道具」へ2015年に参加して以来、幾度か訪れていますが、毎回感じていたのは外と内、身内と他人といった日本のムラ社会的な閉塞感、隔たりをあまり意識しないでいられる点です。それは、そもそもぼくらを受け入れてくれる「くらして」の方々が小谷村への移住者だからなのかもしれないな、と一旦は腑に落ちていたのですが、どうもそれだけではないようで「大網の衆と都会からくる衆が一緒になって楽しむ」というスタンスで冬の祭りがはじまっていることを聞いて、なるほど、やはり小谷の衆の意識は外へ開いていたのだとあらためて感じます。塩の道、千国街道の要所であった小谷村には塩とともにたくさんの人の往来があったからこそなのかもしれません。いずれにしても、今も昔も旅人に居心地のいい場所であることは間違いありません。

















 今回は、鹿の解体 皮なめしワークショップで一緒だったカオリさんと、友人の写真家吉田智彦さんも一緒に小谷へ。
 この後、彼らはナノグラフィカで展示中の吉田さんの写真展「淋しさのかたまり ~1万日連続登山に懸けた父親の肖像」のため日本海経由で長野市へ向かいました。ナノグラフィカでの展示は11日で終了となりましたが、16日からは上田市のコトバヤにて3月3日まで巡回展示されます。小谷村も大網まで来ると白馬方面よりも糸魚川方面の方が近くて便利。それにしても線路も見えないほどの雪でも、大糸線は定刻通りにやってきました。すごい。(真っ白ですが、ここJR大糸線平岩駅のホームです)



今度は山菜の美味しい頃にまた来ようね。
山の神様にありがとう、元気ですって、ご挨拶しに夏の雨飾山にも登りたいなぁ。



そんで、長野でまた美味しい珈琲飲みながら、土産話に花を咲かせようっと。
やっぱりふらっと一人でバイクでも来たいのだった。。。