Showing posts with label Friends. Show all posts
Showing posts with label Friends. Show all posts

10 October, 2022

Rice harvest Touring 2022


 ひさしぶりに長いお休みになった10月の初め。

 普段からオートバイには乗ってはいるけれど、ここのところ畑と区民プールの往復ばかり。

 どこか遠くまで気ままに足を伸ばしたい。ツーリングマップルを方手に、天気予報を眺めながら、ウズウズと過ごす。

 数年前から田んぼに関わらせていただいていた友人から、今週が最後の稲刈りのタイミングですよ、と聞き、まずは東名高速で大井松田を目指す。彼の地、神奈川西部の里山、かつて足柄上郡山田村と呼ばれた地域で彼とその仲間は今年、こんこんと水の湧いていた里山の水源復活を目指した活動を開始。「コンコントフィールド」と名付けられた場で、三反の田んぼを40名ほどの会員有志とお米づくりをしている。今年、自分の小さな畑でさえままならなかった ぼくは、田んぼにまったく参加できずに気がつけば稲刈り最終日になってしまった。

 すでに機械で刈られ、大半が稲架(はさ)掛けされている田んぼで、端の方や雑草の多い場所を手刈りで収穫していく。今週あたり適度に乾燥した稲は、脱穀され玄米となっている頃だ。今年の新米をいただくのが楽しみ。







 午前中で、稲刈り作業を終えて、次の目的地を目指す。実は、あまりに久しぶりの自由な遠出なので、あれもしたい、これもしたい、あの人にも会いたいと、欲張りな気持ちで、いく先も荷物も直前までまとまらなかった。じゃ、車で行けば?と言われると、それは本末転倒。

 そう、ぼくはオートバイに乗って出かけたいんだ。

 キャンプも焚き火も、登山も、今回はあきらめて、装備をまとめてとりあえず稲刈りに出てきた。オートバイで走りたい場所、となるとやっぱりあそこだよな、、、と、いくつかの稲穂と、友人の庭になった酢橘をお土産にいただいて県道78号で西を目指す。




 写真は神奈川県と静岡県の県境、足柄峠。金太郎ふじみラインからの富士山。


 


22 October, 2020

数多の猫と写真の中で

 池口正和さんの写真展が外苑前のギャラリーで開催中。

 池口さんと初めて出会ったのは2008年、北九州で猫の写真を撮っていた彼が、東京の猫を撮るために上京してきたとき。当時はまだ大規模な猫の写真展が行われることも少なかった頃で、猫の写真を展示やインターネットで発表する作家さんも多くはなかった。彼の上京から、東京猫語り、4色の猫、東京猫物語と野良猫写真グループの活動が活発化していく。その中心にはいつも池口さんがいた。
 その彼が、12年にわたる東京での生活に終止符を打って、北九州へ帰る。それに合わせ急遽、セッティングされた個展。思えば池口さんの写真を個展で見るのは6年前の門司港での展示以来だ。

「月日は流れ、街も人も元号も変わり、猫も街から姿を消していった。僕の中の東京がどんどん記憶に変わっていく。」
 

 入り口にあるステイトメントの一節に貫かれた。彼はいま、カメラを持って街に何をみているんだろう。そしてぼくは。

 展示は12年間の東京での猫写真の集大成、未発表作品もふくみ、懐かしくもあり、驚きもあり。写真って、やっぱり人柄がでる表現なんだなって思った。
 nine gallaryさんの大きさもちょうど良い落ち着いた空間で、A3ノビに印刷されて横一列に並べられた作品はとてもみやすく集中できる。昔から池口さんの展示は変わらずこのスタイルだ。北九州時代、ラボでプリントマンだった彼の写真は当然ながらプリントがとても綺麗で、うちにも横たわっている10年選手となったEPSON PX-5600でもきちんとプリントすればまだまだいけるんだ、と嬉しくなった。
 いまはありがたいことに日々、仕事でシャッターを切らせてもらっているけれど、自分のために、そんでやっぱり、猫に向かってシャッターを切りたいな、そして個展したいな、って素直に思う、素敵な写真展でした。ぜひ。



池口正和 写真展  東京の片隅で

日程:2020年10月20日(火)〜10月25日(日)
時間:11時〜19時(最終日は17時まで)
場所:Nine Gallery(ナイン ギャラリー)
東京メトロ銀座線外苑駅 出口3より徒歩3分
入場料:500円


15 February, 2019

2019 小谷村大網火祭り



 雪と火のお祭り”大網火祭り”を見に、長野県と新潟県の県境に位置する小谷村大網(おあみ)地区を訪ねました。そう、2017年の2月に訪れて以来二回目の火祭りです。
 前回は、急遽、長女が生贄に抜擢されました。今回はその姿を見ていた次女が生贄に志願、念願叶っての再訪となりました。(一昨年の前回参加の様子はこちら






 毎年、二月の第二土曜日に行われている大網集落の雪と火の祭りは今年で45回目となります。冬に祭りを、という思いからはじまった大網の火祭りは、当初から「大網の衆と都会からくる衆が一緒になって楽しむ」という目的があったそうです。このあたりの経緯に関しては長野県小谷村大網・姫川温泉のことを伝え残す取り組み”むらのしるべ”に詳しく載っています。
 
大網へは集落で生活する方々の団体「くらして」主催のワークショップ「鹿の解体 皮なめし 暮らす道具」へ2015年に参加して以来、幾度か訪れていますが、毎回感じていたのは外と内、身内と他人といった日本のムラ社会的な閉塞感、隔たりをあまり意識しないでいられる点です。それは、そもそもぼくらを受け入れてくれる「くらして」の方々が小谷村への移住者だからなのかもしれないな、と一旦は腑に落ちていたのですが、どうもそれだけではないようで「大網の衆と都会からくる衆が一緒になって楽しむ」というスタンスで冬の祭りがはじまっていることを聞いて、なるほど、やはり小谷の衆の意識は外へ開いていたのだとあらためて感じます。塩の道、千国街道の要所であった小谷村には塩とともにたくさんの人の往来があったからこそなのかもしれません。いずれにしても、今も昔も旅人に居心地のいい場所であることは間違いありません。

















 今回は、鹿の解体 皮なめしワークショップで一緒だったカオリさんと、友人の写真家吉田智彦さんも一緒に小谷へ。
 この後、彼らはナノグラフィカで展示中の吉田さんの写真展「淋しさのかたまり ~1万日連続登山に懸けた父親の肖像」のため日本海経由で長野市へ向かいました。ナノグラフィカでの展示は11日で終了となりましたが、16日からは上田市のコトバヤにて3月3日まで巡回展示されます。小谷村も大網まで来ると白馬方面よりも糸魚川方面の方が近くて便利。それにしても線路も見えないほどの雪でも、大糸線は定刻通りにやってきました。すごい。(真っ白ですが、ここJR大糸線平岩駅のホームです)



今度は山菜の美味しい頃にまた来ようね。
山の神様にありがとう、元気ですって、ご挨拶しに夏の雨飾山にも登りたいなぁ。



そんで、長野でまた美味しい珈琲飲みながら、土産話に花を咲かせようっと。
やっぱりふらっと一人でバイクでも来たいのだった。。。


















31 October, 2018

秋空ツーリング(のぶしな〜更埴)

Overlooking the Chikuma River,at Obasute NAGANO

 「田毎の月」の棚田で有名な姨捨。千曲川の流れがたおやかな善光寺平南端の眺め。夜景で有名な景勝地は昼間にきてももちろんすばらしい。



安曇野から小谷、糸魚川、直江津経由で長野市へ行ったのち、一度、安曇野にもどって、、、


pizza_done

 安曇野に戻ると実家の近くに新しいピザ屋ができていた。真新しいログハウス調のお店、聞けば10月オープンしたばかり。さらには店主の前職はカメラマンで以前は東京で広告や雑誌を撮っていたと。さらにはバイク乗りで「雨の中ようこそ、お店をオープンしてからあなたが二人目のライダー。バイク好きなのでライダーの集える場所にしたいんだけど、これまでバイクできたのはスクーターに乗ったおばちゃん一人だけなんだよ(苦笑」と。

ランチのピザは4種類。もっちりとした生地が美味しい。オーソドックスなトマトベースも美味しいけれど、味噌ベースがこれまた新鮮な旨さ。今度は晴れた日に友人とまたきます。もちろん、オートバイに乗って。

Pizza Cafe  Done
〒399-8303 長野県安曇野市穂高4360-1
Lunch  11:30-14:30  Dinner 17:30-21:00  水曜定休


Julian

 安曇野にもどったのは彼と散歩するため。ひさびさに長い距離を歩いたね。



 昨夜から降ったりやんだりの雨にすっかり濡れながらひさびさのオートバイ暮らしを満喫している。雨風はしのげず、ひとも荷物もそんなに乗らない。ほっておけば倒れるし、音も振動もそれなりにあって。いい音で音楽やラジオを聴きながらお茶を飲みながら、ながらながらとあれこれする余裕はもちろんなくて、両手両足、体全体で操作しないとちゃんと走れない。オートバイって自動車にくらべると不便きわまりない乗り物なんだけれど、乗り物としてこっちの方が楽しいのは、いったいなんでなんだろう・・・でも、やっぱり晴れてるほうが100倍気持ちがいいよな、なんて考えながら、途中コインランドリーよって濡れた雨具や衣服と一緒にそんなヨレヨレな気分も乾かして、ふたたび長野市へ。


Strange bar,Neonhall at NAGANO

 長野の夜はやっぱりここネオンホールへ。夜遅くまでしっぽりと楽しんだ明朝、友人宅の玄関先をみて「やっぱりここにテント張って寝たいな。」と思う。たしか前回泊まったときもそうだった。けれどここにくるのはいつも真夜中。千鳥足で酔っぱらって真夜中に設営はできないんだよね。ショッキングピンクのベスパがおしゃれにたたずむ素敵なキャンプ場(のような友人宅の玄関前の芝生の庭)にいつか幕営したい。

Pink Vespa









 翌日のお昼は、信州新町、信級(ノブシナ)地区へ。昨日お世話になったすてきなキャンプ場の先輩が携わる村の食堂かたつむりへ。ここはいわゆる限界集落。以前は1300人ほどが暮らしていた山の村、今では10分の1ほどの人口に減ってしまったその限界集落出身の編集者が「のぶしなカンパニー」を立ち上げ、集える場所を作り、ひとを繋げ、発信と交流を織りなすことで限界集落ならぬ限界を突破した未来型集落を目指す場所。村の人、村を訪れる人、みんなを巻き込んで山で生きてきた”いとなみ”を繋いでいる。
 先日、アルパインクライマーの花谷泰広さんが、難度の高く前人未到のルートでの登頂に挑戦する理由を「情報がないことがなによりも贅沢なことだ」と語っていた。交通機関も不十分で、信号も自動販売機もひとつもないこの集落には商店もなく、夜はまっ暗になる、都会からみたらなにもない場所。そんな場所にぼくらがゆっくりできる居場所を作ったことも、実はとんでもなく贅沢なことなんではないかな。


Cozy cafeteria "Katatsumuri" at Nobushina NAGANO


Cafeteria "Katatsumuri" at Nobushina NAGANO


Today's set meal at Nobushina NAGANO



Coffee made from brown rice, at Nobusina NAGANO

 この日の のぶしな定食は「なすとピーマンはさみ揚げ、れんこんとしいたけ煮物、玉子焼き、パプリカのナムル、なめこの味噌汁」。素朴かつ温かな献立に欠かせない米、米ががなんといっても旨いのだ。
 食後に「信級玄米珈琲」をいただく。玄米も、それを焼く炭も、もちろん水も、すべてのぶしな地区のもの。驚きのフードマイレージ、ゼロ。ここへ飲みに来る意味のある一杯だ。

 下の写真は今年豊作のキノコの中でも香り高い香茸(コウダケ)。吊るして乾燥させているだけでも部屋中、香るほど。炊き込みご飯に入れたり、天ぷらでいただいたり、、、と、ひとによっては松茸より旨い!と聞いたので、ぜひ次回はいただいてみたい。(今回は干してあるだけ、香りだけ、、、残念。)

村の食堂かたつむり
長野市信州新町信級中村5554−1
11:30 - 17:00(金曜日の夜はバル営業!!)
月曜定休 / 0262-19-2470


Unique fragrant aroma mushroom,"Kobu-Take"


Old elementary school at Nobushina NAGANO

 再訪を誓って、のぶしな地区をあとにして東京への帰路へついた。居心地のいいのぶしな地区で、ついついのんびりとすごしてしまったけれど、日没前には無事帰宅。
 単気筒のYAMAHA SR400で初の海は日本海だったね、雨にも降られてトータル1,007kmの秋のツーリング。風は少し冷たくなってきたけど、まだまだ、いい季節だ。


R19 and Sai river


23 October, 2018

シーズンオフの海岸で

Red motorcycle and yellow motorcycle, two men



海岸で話をした。
海を見ながら話をした。
珈琲を飲みながら話をした。
写真の話をした。
仕事の話をした。
友達の話をした。
オートバイの話をした。
いろんな話をした。

気がつくと、いまにも雨が降りだしそうだった。


Go north and hit the sea,at R8, Itoigawa NIIGATA

 長野県小谷村をあとにして向かった先は日本海。大町市から糸魚川市へとつづいたR148、塩の道から西頸城(くびき)広域農道をはしってR8へ。海岸沿いをゆくR8は快適なシーサイドラインだけれど少し山側をはしる広域農道は日本海の展望もひらけて、交通量もすくなく、森のなかのアップダウンが心地いい。夕陽の撮影スポットとして有名な名立の鳥ヶ首岬灯台の手前、名立大橋からふたたびR8にもどり、砂浜沿いを北上していく。このルートは快晴の夕方にまたはしりたい道だな。その時は北上ではなくて南下してくるのがいいかもしれない。沈む太陽と海を眺めながらずっとはしっていける。
 今回の目的地は直江津。長野市にいる先輩が海岸で珈琲をのもうと誘ってくれた。待ちあわせ場所はライダーの聖地ともいわれているらしい中華料理店、ニューハルピン

Chinese restaurant where riders gather


temporary closed...

 しかし、残念ながらこの日は臨時休業だった。期待してお腹をすかせて、はるばる来たんだけどな、と、残念ではあったけれど、まぁいい。またここへくる理由ができた。

 数件の中華料理屋やおしゃれなパン屋などを検索してみるもどこも定休日だったり、どうも今日は間が悪かったみたいだ。こんな日もあるさ、と、海沿いのなんの変哲もない定食へむかう。窓からは海がみえて、シーズンオフの観光地の、普通の食堂のいつもの昼時で満ちていて居心地がよかった。あきらめきれずにラーメンをたのんでしまったけれど、味も価格も普通だった。

Meal without characteristic features along the coast


A man who drips coffee on the coast


Drink coffee with a bowl to eat soba


 そのあと海岸で珈琲を淹れてもらう。いわゆるアウトドアでのお茶、珈琲での野点にこだわった結果、様々な工夫のみられる野点セットの中で、これは!と思ったのが蕎麦猪口のコップ。アウトドア用品を物色していると、頑丈なステンレスやホーローのマグ、または軽くて壊れる心配の少ないシリコンや木製のカップを選んでしまいがちだけど、厚手で比較的頑丈、さらにスタッキングもできてこれはいい。
 焼き物やガラスの器は野外には不向きかもしれないけれど、野点を目的にするならば、そこに気をつかえばいいことだ。なによりも温かみがある、壊れやすい器だからこその良さがある。

Red motorcycle and a man

 ミュージシャン、フォトグラファー、ライター...とひとつの肩書に括られることのない活動を、学生時代からずっとつづけてきている先輩、清水隆史さん。ぼくが突然思い立って、「オートバイでそっちへ行きますよ〜」の言葉に、二つ返事で「じゃ海岸で珈琲のもうよ」と忙しい中、まっ赤なHONDA CB400FOURに乗って直江津まで駆けつけてくれた。男二人でシーズンオフの砂浜で珈琲のんでなにが楽しいの?って笑われそうだけど、いいじゃないか、めちゃくちゃ楽しいんだから。
 このあと、すっかり雨に降られてしまい、県道37号で長野市内にむかう頃にはジーンズの裾もびっしょりに。雨宿りといいつつご自宅にお邪魔して、甘いものをいただきながら話は尽きない。すっかりお邪魔しました&ごちそうさまでした。また、ニューハルピン、リベンジですね。また暖かくなったころツーリングいきましょう。


Time of rain shelter

 もう少しだけ旅はつづきます。






13 April, 2018

ペンションありす

I love the view through this window.



 今年の春は連日撮影があったため、子どもたちが春休みに入ってから新学期が始まるまで休みなしでした。ということで、お花見もできずどこにも連れていくこともできず。撮影を終えた後の溜まった現像の長いトンネルを抜けたらいくぞと、楽しみにしていたパーティに参加してきました。学生時代にお手伝いにいっていた信州の乗鞍高原ペンションありすの26th Anniversary Party。歴代スタッフが集まってオーナー夫妻にもてなしてもらう、という、ありがたい企画。ほんとだったらお世話になったぼくらがオーナーたちに恩返ししないといけないのにね、今回もちゃっかりおもてなししていただいちゃいました。
 この宿はオーナーご夫婦お二人ともバイク乗りということで、ライダーさんたちが集って来る場所で、ぼくも当時乗っていたバイクのオーナーズクラブYAMAHA 10valvesでお世話になったことがきっかけだった。お手伝いといってもぼくがベットメイクや洗い物を手伝ったのは2、3度くらい。1999年のHONDA VTRオーナーズクラブミーティングがはじめてだったかな。あとはお客として宿泊したり、乗鞍に遊びにいってお茶してきたり、ということの方が多かったんだけど、いまでもこうして声をかけていただけてとても嬉しいです。

 週末寒気が流れ込むということで乗鞍の天気予報は雪。一昨日うっかり履き替えてしまったノーマルタイヤを朝、再びスタッドレスに履き替えていざ中央道を北へ。富士山もくっきり見えるほど青空もひろがって、甲府は桃が満開で、南アルプス駒ケ岳は山頂に雪をかぶって、桜の名所 高遠城趾公園の満開宣言も出ている伊那付近は町中の桜が満開に。雪の降る気配はここまでなし。しかし国道19号、藪原交差点から上高地方面へ入ると途端に暗雲垂れ込めて、チラチラと白い雪が舞いはじめる。やはりここは同じ信州といえど別世界だ。途中、乗鞍スーパー林道への分かれ道で、まだ冬季通行止めかな〜?とのぞいて見るとゲートが半分開いている...さてどこまでいけるかちょっと様子を見てみようかなと寄り道したら、


Stag in the snow street、April Norikura Super Forest road,Nagano


ハマりました(泣

 時刻は16時過ぎ。雪の勢いはだんだん強くなってきて、このままスタッグしてたら、夕飯に間に合わないどころか、ここで一泊?いやいや、ありえん(笑 バックギアに入れて、目一杯押してなんとか脱出しました。ひとりだったらやばかった。過信は禁物ですね。そしてやはり次買う車は4WDだな、と。
 夕飯の時間にも間にあいました。これ全部、オーナー奥様の手料理。さらに5種類のケーキもすべて!驚愕。


foods




sweets


 ひさしぶりにお会いする面々、アルバイトスタッフはそれぞれ時期も違うのではじめましての方も多いのですが、やはり同時代に同じこの場所で、オーナーご家族と時間を過ごした者同士なので、話しだすとあっという間にあの頃に戻れてしまう。今や、参加スタッフよりもスタッフたちの子どもたちの方が多くなってしまってるんだけどね。
 雪は夜になっても止む気配なく、ぼくらも夜遅くまで楽しんで、朝はのんびり起きてきて雪を眺めながら昼頃までみんなでゆっくりして、そのあと、みんな順番に名残惜しそうに帰路につきました。オーナー夫妻は朝食準備から、朝食&お土産のパンを焼いたり、ほとんど寝ていない模様。本当にすみません、ありがとうございます。(ちなみにありすのパンはすべてオーナーの手作り!)

Good morning



my friend in Norikura ,NAGANO


 当時のみんなが、こうして声をかけてもらって、この場所にみんなで集まって、これってすごいなぁ。ぼくと妻が働いていた松本の喫茶店はもう店じまいしてしまったようで、当時のバイトスタッフの連絡先もわからない人の方が多い。ママは元気にしているだろうか。年末に紹介した松本の酒茶屋やんちゃ亭も今月で22周年。お店は途中、場所を移したけれど、暖簾をくぐると迎えてくれる大将と店の味、雰囲気は何も変わっていない。
 場所を続けていく、その場所にいるってすごいことなんだと、あらためて嬉しくなります。そこに笑顔でいてくれるから、また今度くるね!って気持ちで、元気を取り戻して自分のいる場所に戻っていけるんだよね。

 オーナー、ぴーさん、ありがとうございました!またみんなで会いにいきます!


Pension Stuff Alumni association


SOBA at Rest House


 教えてもらったレストハウスチロルで美味しい蕎麦を堪能してから、さて週末夕方の中央道の渋滞へ向かいましょうか。一泊二日、弾丸的ではあったけれど、本当にゆっくりできてリフレッシュできた時間だった。

 やりなおそうっと、いろんなことを。

 なごり雪にしてはいい勢いで降り続いてやむ気配はない。寒くなった頃に、また会おうね、雪。

Snowflakes still flying

13 December, 2017

鍋を囲んで

"NABE"Japanese winter pot cooking


 葱、とくれば鴨。カモネギ。鍋に鴨肉の脂身を入れて火にかけると、ジュワッとした旨味が溢れ出す。そこへ香ばしく焼き目をつけた長葱を入れて鴨の脂と絡め炒める。葱に火が入った頃に鶏がらスープを加えて、鴨肉をしゃぶしゃぶしながらいただく。味付けはひとつまみの塩で十分。香ばしく甘い長葱と、シャキシャキと新鮮な白菜、畑の冬の野菜が鍋の中。シンプルであればあるほど食材の味が前へ出る。旨味や滋味がスープに流れ出て、渾然となったそれらを絡めながら、〆には茹でた蕎麦を入れてスープまで全部いただく。うまい。


Grilled japanese leeks in NABE


Duck meat and Japanese leeks pot cook

Soba to eat at the end



 畑の野菜を育てている仲間で、美味しい鍋と、美味しいお酒と、それを囲む時間、会話。畑が繋いでくれる恵にあらためて感謝する時間。それにしても、鍋ってやっぱりいいよね。美味しい。


Japanese radish under the blue sky


 冬晴れでこの冬一番の冷え込みの東京、畑の大根は青空の下、土の上へと伸びてゆく。間引き忘れた大根がかえって大きくなりすぎず、使いやすい大きさに。鴨鍋に入れても絶対美味しかったなぁ、と思いかえしながら、次はこの大根でみぞれ鍋かな。

  畑の収穫は年明けまでもう少し続きます。








 鍋の前の日はイタリア料理研究家 貝谷郁子先生のところへ。

Sapore di olio d'oliva


Secchio e olio d'oliva appena spremuto


 空輸で届いたばかりの搾りたてオリーブオイルをいただきにうかがい、数種類のオイルを少しづつティステイングさせていただいた。
 オリーブは9月から11月くらいの間に収穫、搾油される。イタリアから輸入されるオリーブオイルの大半は搾油後、静置され実の澱などを沈め、透き通った上澄みの部分のみをボトリングして、船便で半年ほどかけて日本へやってくる。今回は静置せず、搾りたてのままボトリングしたものを航空便で送ってきた、いわばボジョレーヌーボのようなオイル。日本酒でいえば無濾過原酒だ(濾過はしているけど)。
 ティスティングしてみても、違いのわかるような舌は残念ながらぼくは持っていないと思っていたのだけど、バケットにつけてみると香りからしてまったく違う。びっくりしたのはピリッとした刺激。とろみのある油の甘みを予想していたので、スパイスが入っているような刺激が舌先に感じられたオイルにはびっくりした。ほかにも果実のような甘さがほんのり感じられるオイル、また野菜のような香りが感じられたもの、それぞれの違いの幅にも驚いた。この違いは品種、気候のほかに収穫時期が決め手になるらしく、若い緑の頃と、完熟した黒いものとではまったく違うものになるそうだ。若いオリーブからはトマトの青臭さにも似た若い野菜の香りと刺激とが、完熟オリーブからは熟れた果実のような甘みとコクが抽出されている。今回、購入したのはシチリアの農家のもの。トスカーナに比べて温暖で海風を受けて育つオリーブは、魚介によく合うような気がする。あくまでイメージだけどね。

 通常のオリーブオイルは化学処理によって分離、不純物を取り除いて精製された油に、こういった搾って濾過しただけのバージンオイルの風味をブレンドしたもの。日本ではピュアオイルなどと呼ばれている。普段、パスタなど炒め物などに使うオイルはピュアオイルでいいけれど、オリーブの実を絞って濾しただけのエクストラバージンオイルには特徴的な香りや風味が強く残っているので、調味料的に仕上げに使うととても美味しい。パスタの仕上げに回しかけたり、スープに数滴垂らすだけでグンっと旨味が増す。
 
 昨日はお醤油と合わせてお豆腐に。これがめちゃめちゃ美味しい。そういえば醤油とオリーブオイルの組み合わせはお刺身にも合うんだよね。バケットにさっとつけてシンプルに食材の味を楽しむのも、食材同士の旨味を合わせて複雑な味を楽しむのも料理の楽しみ、食べることの楽しみ。
 鍋も搾りたてオリーブオイルも、この季節だからこその楽しみ。新そばもいただいたし、冬の魚もたくさん出てきたし、新酒の便りもぞくそくと...冬の楽しみ、まだまだたくさんいただきましょう。



ごちそうさまでした〜。
 
Caffè latte