今年の年末年始はおだやかであたたかった。過ごしやすいのはいいのだけれど、雪のない信州はやっぱり寂しい。ということで、雪を求めて北へ。例年、大町から北へいけばだいたい雪が道路脇に積み上がっているのだけど、今年は仁科三湖を過ぎても白馬に入っても雪が少ない。小谷村に入った頃からようやく道路脇が白くなりはじめて、糸魚川市に入ると一面、雪の世界となった。目指したのは長野と新潟の県境、北小谷村大網地区。
訪ねた先はつちのいえ。二年前、鹿の皮を鞣すワークショップでお世話になった「くらして」のみなさんへ会いに。忙しい年の瀬に突然、しかも昼時にお邪魔しに伺ってすみません。ちゃっかり美味しいお蕎麦を頂いて、珈琲をドリップしていただきました。ありがとう。
今年はまだ雪が少ないとはいえ、やっぱり雪に覆われている大網集落。昨夜降った軽い雪が日差しに反射してキラキラと輝いている。雪のある場所での暮らしは楽ではないことは想像に難くないけれど、やはり、ただただ美しい。しばらく写真を撮ることも忘れて言葉をなくして立ち尽くしてしまう。
また、この冬の間に訪ねに行きます。
また、この冬の間に訪ねに行きます。