30 December, 2013

apple

apple1



残すところ2日、ですね。
今年も、いろいろとお世話になりました。



明後日が来ても、何も変わりないような、
そんな気さえしてしまうけれど、
自分で舵を切って変えていく、
来年はそんな一年にしたいと、そう思います。


みなさま、お変わりありませんか?





14 December, 2013

Pipe Line

Pipe Line


ずいぶんと曲がっていたり傾いていたりで、
これではいけないような気がしているんだけど、
それぞれは繋がっていて、役目は果たしているようだから、
…このままでいいような。

それぞれはそれぞれのルールと理屈で、
からむことなく入口と出口で繋がっているようだけれど、
そもそも本当に、
こんなにもゴチャゴチャと複雑になる必要があったのか。

一度全てのパイプを外して、理路整然と繋ぎ直してみたいけれど、
実はそれで解決することは気分がスッキリすること以外は何一つなくて、
むしろ何の面白みにも欠ける風景になってしまうだろう。
そんな気はしている。

でも、本当にこれでよかったんだろうか。
このままでいいのだろうか。

そんな気分なんだ、ここのところ。

12 December, 2013

さえない朝

Pancake for unsuccessful morning.


さえない朝のためにパンケーキを。
はちみつたっぷりで、苦いコーヒーと一緒に。


21 August, 2013

じいちゃんから孫へ

Flower difference, collecting honey.

安曇野の朝、友達が希望を込めて大切に育てた蓮の花が咲いた。
それを撮りにきた僕の目の前に、蜂が蜜をとりにきていた。
蓮にとっても、蜂にとっても、かけがえの無い存在。

なにごとも自分以外の何者かとの関わり合いの中で、
生きていることを感じる朝。

ひとりじゃないんだ。



Posthumous work of my grandfather.
Peacockpinecone.

僕の祖父の遺作。

祖父は僕が生まれる一年前に亡くなっていて、会ったことは無い。
塗りではなく、彫る仕事をしていたそうです。
彫りを入れた後に、金箔を入れる、沈金。


Parent and child lion.
The tatami-room table which parents of the father's side sent to parents of mother.


これは息子の義理の両親(つまり僕の母方の祖父母です)からの注文で、
ふたりの結婚後に制作した親子獅子。

この夏休みに6歳になる娘と、松ぼっくり、松の葉の書き方、
獅子の特徴的なタテガミと幾何学的だけど手書きで味わいのある花の文様
「すごい」「かっこいい」といいながら模写もしゃ。

兼業で、一升瓶を傍らに、木を彫っていた(らしい)祖父。
僕の父は(6人いた子はみんな)信州の山奥から上京し、
東京で専業勤め人になりました。

そのおかげで今の僕があるわけですが、
僕はじいちゃんのこれらの作品、その彫りや、線、
そういった今、目の前に残っている仕事を見て、
写真を撮る仕事を選びました。

たぶん娘達は勤め人志望だろうかね(w

会ったことは無いけど、じいちゃん、ありがとう。










7人の写真家が見つめる東京の猫、
ブログ:東京猫色も更新しました。



31 July, 2013

暑中お見舞い申し上げます。

Lilium maculatum at Kuji IWATE
岩手県久慈小袖海岸のはまゆり



暑中お見舞い申し上げます。

今朝は娘の朝顔の鉢、今シーズン最多の7輪咲いたよ。


今日で7月も終わり。
東京は、梅雨明けからしばらく夏空が広がりましたが、
ここにきて、なんともはっきりしない天気の日々。
涼しくて過ごしやすいんだけど、
今ひとつ、なにかが足りていない感じ。
無い物ねだりだよねぇ。

Summer 2013


しっかり水飲んで、無理せず日陰に入って、
えんやぁ、こらさぁ、と精をだそう。
そんで、大粒の汗かいて、よっこらせ、って一仕事終えたら、
美味しい夏の野菜と、よく冷えたビールをのもう。

それでいいよ、それがいいよ、夏だよ。


みなさま、暑い中、無理せず、
よく冷えたシュワシュワしたビールも我慢せず、
お身体、ご自愛下さいませ。




6人の写真家が綴る東京の猫ブログ「東京猫色」も更新しました。





25 July, 2013

出張

SunSet From EchigoKawaguchi SA

上信越自動車道、越後川口SAより


雨の東京で朝からRaw現像。
今日もおひさまには会えないかなぁ、
なんて思っていたけれど、関越トンネル抜けたら、
間に合いましたよ、夕焼けに。

きれいに焼けてた、ほんときれいに。








ここのところ、おかげさまで忙しい日々が続いていて、
撮影、現像、移動、の繰り返し。

5、6年ぶりに来ている新潟で、かわらずに営業していた炉端焼き屋さん。
まだフリーになって間もない頃で、別件の取材の最中、ライターさんと、夕飯を食べながら一杯呑もう、なんて流れになって、ライターさんの嗅覚に任せ入った一軒。店の真正面が、駅の新幹線乗り場への階段で、出張らしき幾人ものビジネスマンがひとり酒。肴をつまみながら、日本酒をちびちび頂きながら、急遽、別企画でこの店を取り上げよう、なんて、撮影させていただいたりして。

久々に立ち寄った新潟駅は、再開発が進み、ちょっと駅構内で迷子になったけど、その階段を降りると、あのころと同じ佇まい、同じ雰囲気、同じ時間が流れていました。

…あの時は、D200だったなぁ。
デジタルカメラはこの間、二台入れ替わって、で、僕はなにか、変わったんだろうか。

動いている中で、出会う景色や、人、味、匂い。
そういったものをガソリンにして前へ進んでいる実感、手応え、大切に過ごそう。

30 June, 2013

ホタル コイ


Firefly,Tatsuno NAGANO 2013

長野県、辰野のホタル祭り。

ホタルがよく飛ぶのは、月明かりのない、暗く、蒸し暑い雨上がりの夜、
この日は直前まで冷たい雨。けど、少し寒過ぎたみたい。
それでも、たくさんの光りが暗闇を舞いました。

後ろに見える色とりどりの光の列は、ホタルを見に来た人々の、
スマートフォンやデジタルカメラの液晶の灯り…。
それもまた、暗闇を進む百鬼夜行のようで(苦笑
ホタルの光はそのままでは撮れませんので、
どうぞそれらはしまって、その目でお楽しみ下さい。


Tatsuno Nagnao 2013


暗闇の中の光、
心細い中での安堵、希望。

人もまた、光とともに。



Rain Drops


またしばらく遠出が続きます。
荷物のパッキングをしながら、これから出会う風景や人々に胸躍らせて、
それでも少し、心残りや心細い気持ちもあったり、
…この感覚、好きだなぁ。
雨の季節、しっかり水を蓄えよう。

20 June, 2013

6月、雨。

Light over the umbrella



a sudden shower


つゆらしく ふりそそぐ雨と ふりそそぐ平坦な光


あぁ、ひさしぶりにあなたに会いたいな。
って思う人のところへ、行ってみちゃおうか。



以前も書いたけれど、八幡さんの言う「写真は移動とともにある表現」…
大きく言えば人生も移動とともに。
動くことで変わる、良くも悪くも。
そして、良くも悪くも動き続けることでしか、ココニイルコトを形にすることはできないわけで。
ー 動物 ーですから。


ここ最近、わりとよく動いていたんですが、
動けば動くほど、その道の先を歩く人々の背中のそれはそれは大きいこと。

ちょっと走ってみたら、毎日走る人がいて、
毎日ちょっと走ってみたら、10km走を日課にする人がいて、
10kmを楽に走れるようになると、20km走る人がいて、
20km走ってみたら、ものすごい早さで20kmを走る人がいて、
がんばって急いで走ってみたら、今度は登山道を走って登って降りて来る人がいて、
歩いて山登りからはじめてみたら、30泊テントで縦走とかって人がいて、
そりゃ、無理だろって。

どこかで、そんなことを意識しているのは、
きっと自分のしていることを、自分で決められていないからなんだ。

と、夜中に。


さ、さ、すっかり寝てしまおう。

forty winks

08 May, 2013

2013 GoldenWeek




美ヶ原高原にて。
石仏たちは御嶽山へ真っすぐ向いています。






        
美ヶ原は標高2000m超。
ここから急転直下で眺める松本の市街地は標高600mほど。
山頂近くまで車で上がって来れるけれど、
今度は緑の草で覆われる頃に歩いてきたいな。





王が鼻、石切場より松本市街地方面を望む。






松本市は5月1日が市制記念日で、
市の施設の多くが無料で解放されていました。

せっかくなので、
あがたの森文化会館、重要文化財の旧制松本高等学校校舎を散策。
 校舎、今なお図書館や会議室として市民に解放されているのですね。





松本城天守閣へ何年かぶりに登ってきました。
 明治維新後、競売にかけられ235両余で売られ、解体される危機を、地元の方々の尽力で、博覧会を開催して寄付を集めるなどして買い戻したそうです。
 その後も傾いた城の修理や、失った部分の復元などが行われ現在の形に。
 現在も外堀の復元事業が進行中です。
常に松本市民の心のよりどころであったのですね。
     








松本市美術館にて草間彌生氏の常設展示を拝観。
 その奇才ぶりに注目が行きがちですが、彼女自身が病や幻覚体験に苦しみながら、それを作品に昇華し続けてきたということ、その精神力。ことばになりません。







 草間彌生作品を見た後に、
国営あづみの公園にてみたチューリップに
その印象を重ねて見たり、ね。 








松本市中心部では、住民、ボランティアの方々の熱心なTNR活動(猫を捕獲して不妊手術後リリースする活動)により、猫の姿は多くは見かけません。

10年ほど前は松本城の公園に2、30匹の野良猫がいたそうです。

猫の撮影をしていると常に直面する問題。
共存共栄。

僕らがいる世界に彼らがいる、
と同時に、
彼らのいる世界に僕らがいる。













安曇野は 百花繚乱。

今年は寒さが戻って、遅いそうですが、田植えの時期を知らせる常念岳の雪形、常念坊も姿を表してきました。
(徳利を持った左向きのお坊さん、わかりますかね?)













僕は母方が安曇野、穂高出身ということもあり、
子どもの頃から行き慣れた松本〜安曇野。
さらに18歳の時から5年間、松本で暮らしていました。
ひさしぶりにこうして巡ってみて思うのは、
その5年の間に、いったい僕は何を見て、何をしてきたのだろう、という後悔にも似た気持ち。
発見、気付きがたくさん。

そう思うと、今、僕がいる場所、
身の回りにも同じことが言えるのだろうね。

とてもいい時間を過ごせた連休でした。
名残惜しいけど、本日から通常営業です!
もう少し丁寧に、楽しんでいかないと!!

06 March, 2013

Touring Mapple 2013

Natsudomari Peninsula AOMORI 2012
青森県 夏泊半島近くにて 2012年夏



ライダー御用達の地図、ツーリングマップルのR版が発売されました。
R版は通常版と違って、B5サイズほどの大きさと、折り返せせるリング製本、雨にも強い耐水用紙使用など、よりアクティブな製本となっています。
現場、移動中に見る地図、文字の大きさはとても大事。折り返せるのはそのままのタンクバックへ入れたり、車の移動の時も助手席にポンって置けて。耐水紙は、もちろん突然の雨にも安心。
詳しくは、北海道版担当の小原カメラマンのブログから。

スマートフォンは地図においても、
何物にも代え難い利便さをもたらしてくれたけど、
電池無し、見ればわかる、そして、一人旅でも、まるで友人と旅しているかのような、旅人目線の地図情報満載、ツーリングマップル。
アナログだけど、アナログだから大好きな地図です。

今回は2013年版、撮影取材の一コマから。

in the Mornig at Ooma,AOMORI
早朝、青森県 大間にて      

27 February, 2013

Spring Ocean

Nago Beach,OKINAWA 01


Nago Beach,OKINAWA 03
沖縄県、名護にて。




Hernandia nymphaeifolia,Miyasato,Nago,OKINAWA

宮里前ハスノハギリ林。

昔はここが海岸との境だったそうです。
今は埋め立て地ができ、この先に国道と冒頭の写真の海岸公園があります。




SanmaiNiku-Soba,Miyasato,Nago,OKINAWA

宮里そばの三枚肉そば。

沖縄にくると当然、沖縄の食をいただきたくなります。普段はあまり呑まない泡盛も、沖縄にいると自然と食指が。
気候、風土、そういったものが、しっくりと重なるんだろうなぁ。
…一番大きいのは、まぁ、気分かもね(笑

Dolphin drive fishing,Nago,OKINAWA


終戦直後頃の開店だそうです。
店内には開店祝いと書かれた名護湾でのヒートゥ(イルカ)漁の写真が飾ってありました。焼け野原でテント生活だった中でご馳走として貴重な栄養食だったとお店のおばちゃんが話してくれました。











 取材で一泊二日、足早に過ごしてきましたが、陽射しにも恵まれて少しだけバケーション気分。 今回は身軽に移動したいと思ってリュック&スリング兼用タイプのカメラバックを新調して身体一つに背負って行きましたが、楽でした。こんなに楽だったのか…(w (…紙袋にはお土産の泡盛)
 カメラ2機、レンズ3本、クリップオン2機にノートパソコンまで。今までは肩掛けタイプに何でも詰めて、どこへも移動していたので、使い分けていこうかな。


東京を発つ時はダウンジャケットにマフラーだったけど、ダウンもマフラーも全くいらない。日中はセーターも脱いだよ。
ひさしぶりに浴びた強い陽射しと、羽田に戻ってきての気温差にやられて、週末はぐったりしてましたが(苦笑




Nago Beach,OKINAWA 02

春がきてたよ。