08 May, 2013

2013 GoldenWeek




美ヶ原高原にて。
石仏たちは御嶽山へ真っすぐ向いています。






        
美ヶ原は標高2000m超。
ここから急転直下で眺める松本の市街地は標高600mほど。
山頂近くまで車で上がって来れるけれど、
今度は緑の草で覆われる頃に歩いてきたいな。





王が鼻、石切場より松本市街地方面を望む。






松本市は5月1日が市制記念日で、
市の施設の多くが無料で解放されていました。

せっかくなので、
あがたの森文化会館、重要文化財の旧制松本高等学校校舎を散策。
 校舎、今なお図書館や会議室として市民に解放されているのですね。





松本城天守閣へ何年かぶりに登ってきました。
 明治維新後、競売にかけられ235両余で売られ、解体される危機を、地元の方々の尽力で、博覧会を開催して寄付を集めるなどして買い戻したそうです。
 その後も傾いた城の修理や、失った部分の復元などが行われ現在の形に。
 現在も外堀の復元事業が進行中です。
常に松本市民の心のよりどころであったのですね。
     








松本市美術館にて草間彌生氏の常設展示を拝観。
 その奇才ぶりに注目が行きがちですが、彼女自身が病や幻覚体験に苦しみながら、それを作品に昇華し続けてきたということ、その精神力。ことばになりません。







 草間彌生作品を見た後に、
国営あづみの公園にてみたチューリップに
その印象を重ねて見たり、ね。 








松本市中心部では、住民、ボランティアの方々の熱心なTNR活動(猫を捕獲して不妊手術後リリースする活動)により、猫の姿は多くは見かけません。

10年ほど前は松本城の公園に2、30匹の野良猫がいたそうです。

猫の撮影をしていると常に直面する問題。
共存共栄。

僕らがいる世界に彼らがいる、
と同時に、
彼らのいる世界に僕らがいる。













安曇野は 百花繚乱。

今年は寒さが戻って、遅いそうですが、田植えの時期を知らせる常念岳の雪形、常念坊も姿を表してきました。
(徳利を持った左向きのお坊さん、わかりますかね?)













僕は母方が安曇野、穂高出身ということもあり、
子どもの頃から行き慣れた松本〜安曇野。
さらに18歳の時から5年間、松本で暮らしていました。
ひさしぶりにこうして巡ってみて思うのは、
その5年の間に、いったい僕は何を見て、何をしてきたのだろう、という後悔にも似た気持ち。
発見、気付きがたくさん。

そう思うと、今、僕がいる場所、
身の回りにも同じことが言えるのだろうね。

とてもいい時間を過ごせた連休でした。
名残惜しいけど、本日から通常営業です!
もう少し丁寧に、楽しんでいかないと!!

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