30 May, 2006

かわるもの かわらないもの

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ある日 なにかが かわっても やることはそんなに かわらないよ



かわる、変わる、代わる、替わる、換わる。
かわるっていう言葉をパソコンで変換してみると、いろいろな意味が出てきます。

変わる/前と違う状態になる。普通と違う状態。
代わる/別の人、物、考えが前と同じ役目をする。
替わる/別の新しい人や物、考えに入れかわる。
換わる/全く別の物に交代、交換、変更する。

よくみてみると、変換、入れかわる、交代、交換、変更など、意味が重なっているもの、
というか、説明になってないじゃんっ!ってのもあるんですが(w
大きな意味で「かわる」ことは同じで、しかし微妙にニュアンスが違うわけです。



僕らの暮らしは、このかわり続けていく環境に、自分自身をフィットさせ続けること、
時にまわりの環境の方を力ずくで壊したり、作り直したりしながら、それを繰り返すこと。

この白猫がいる場所も今はもう、幹線道路のバイパスが通ってしまい、ない場所。
数家族の猫達がここを縄張りにしていたのだけれど、みな離散していった。
けど、またどこか違う場所で同じ暮らしを続けている。

彼らは、自分の身の回りをかえない。かえることはできない。
今あるその場所に、自分をかえていくことで、かわらない暮らしを続けている。
それができなければ、その場を去るか、命を落とすか、だ。
ただただ、ひたすら自分たちがフィットし続ける。
それはその子も、またその子どもたちもそう。
きっと、そうやってきたんだろうし、これからも、そうやっていくんだろうな。

ぼくも何度か縄張りがかわり、餌も親からはもらえない歳になり、
共に暮らす家族を持ち、獲物を捕らえる技術を身に付け、
かわり続ける世界の中で、かわらぬいとなみを続けてゆきたい。







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