29 October, 2008

秋の夜長

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朝晩の冷え込み 日差しの暖かさ 温もり恋し ソコニイルコト


忍び寄って来た秋は、その気配を隠したまま、今度は冬が足音を立てながら近づいてくる。
秋は、行ってしまってから、確かにココにいたのだと主張する。
絵筆で色づけた様な木々の、足下にたくさんの枯れ葉を残して。



寒いですね〜風邪ひかれてませんか?
僕の周りは、体調不良を訴える者がちらほらと。。。
温かい鍋に、熱燗でもつけて乗り切りましょう(w

忙しいわけでは無かったのですが、ポツリポツリと頂いた仕事を終え、
ぽっかりと暇になってしまった。
仕事場(という名の部屋の一角)の片付けついでに、
ひとまとめにしてあったフィルムと、中途半端にプリントしては捨て置いた写真を見返していると、
大切な人をほったらかしにしている、無下に扱っている罪悪感。。。
まとめてみるか、暇だし。ということで、夜更かし週間の始まり(w
何故か写真は、夜の方が作業がはかどる。。。おかげですっかり昼夜逆転です。

まずは、別にしてまとめてあるフィルムを、スリーブへ戻す。
そしたら、だいたいの時系列順に並べ、連番を書き込む。
仕事のデジタル化のため、最近、使わなくなったライトボックスを引っ張りだし、
スリーブからフィルムを抜き出し、ホコリを落として、ライトボックスに並べる。
ガラス板で蓋をしフィルムを真っ平らにしたら、三脚を立てて、
垂直水平を取った真上からデジタルカメラで撮影。
パソコンに取込み、Raw現像。ネガ反転、レベル補正。
カラー、モノクロとも色を整え、連番を合わせて保存。
六つ切り〜A4くらいにプリントすると、
だいたいフィルム原寸サイズのINDEXの完成、いわゆるデジタルベタ焼き。
これにも番号をふり、フィルム番号と合わせてファイルに入れれば、
簡易アルバムの完成。

暗室で作業している人なら当たり前の事だけど、
暗室が無い身に取っては、明るい暗室でコレが出来ると整理が非常にラクチンです。
写真屋さんで付けてくれるINDEXじゃ、ちっちゃくて分からないからね。
ぱっと見て、何が写っているかすぐ分かる、これがとっても大事。

さらに、良いカットは、同様にしてマクロレンズで等倍複写。これで、スキャンも終了。
フィルムスキャナー等に比べると、画素数や取込んだ後の処理等、問題もあるけれど、
なんと言っても数秒で撮影、取り込みが出来てしまう事は便利。
画質的には、、、どうなんでしょ?>詳しい方、教えて下さい(w
けれど10年ほど前に、スペックの低いパソコンで、延々と時間をかけてスキャナで読み込み、
無い知識でアレコレいじった昔のデータよりは、よほど素性は良さそうです。

しかし、1本まるまる横位置写真だったり、今度は全部縦だったり、
日の丸構図のオンパレードだったり、ローアングルばかりだったり、
いろいろ撮って来たなぁ、と。まっ今も試行錯誤の日々ですけどね(苦笑

また、一本のフィルムを1コマ目から通してみて行くと、
その前後の出来事や、時間的、距離的な動きと、それにともなう気持ちの動き、
以前経験した感覚を、なぞるように、思い出すように、また新しく体験するように、
とても懐かしくも新鮮な体験でした。
写っていないものも、思い出すんだよね。

写っていたあの場所、あの時間には決して戻れないけれど、
また訪れて、見てみたい、今の僕の目で。



明日から、安曇野スタイル開催中の晩秋の信州へ。
脳みそにたっぷりの刺激と癒しを。。。体にはまったりと酒と蕎麦も(w
誰か一緒に乗って行きます?




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