11月3日、昨夜降った雪を冠した常念、有明、北アルプス。個展終了後の満月の光。
安曇野スタイル期間中の、わんだぁえっぐでの展示、終了いたしました。
期間中は、
晴れ、時々曇り、のち雨、風、暴風、風雪、その後雪、過ぎて満月。
晩秋の信州から初冬へと、季節の移り変わりを肌で感じてきました。
焚き火番をしつつ楽しくも、過酷な4日間でもありました。
この場所は、朝陽があたり、夕陽もあたる場所。
刻一刻とかわる陽の光。風に揺れるテント、雨粒が包み込む静かな世界。
見る時間や、天候によって、こうも印象がかわる展示。
毎日、新鮮でわくわくした気持ちで、その時間を過ごしていました。
期間中、多くの方、遠方からも多数の方にご来場頂き、
展示を見て頂く事ができ、あの空間で時間を共有する事ができたこと、
本当に嬉しく思っています。ありがとうございました
この展示には余談がありまして、
会期前日の夜、遅くまで準備をしている中、会場のテント内には1匹の猫。
普段は、そう見かけることもないこの場所で、食べ物がある訳でもないテントに1匹の猫。
”ようこそ、そしてよろしくね”
と願っておきました。
そして最終日、展示を終え、冬の寒さから皆さん早めの帰宅の中で、
クマさんと2人、余韻に浸りながら焚き火にあたって話し込んでいると、
いつのまにやら、それを聞きに来たかのように傍らに、また違う1匹の猫。
ちょこんと、おとなしくStaffRoomのドアの前。
”ありがとう。おかげで大成功でしたよ”
と記念にクマさんの携帯電話で撮影している最中に、
「メール受信」
普段、メールをしない教え子からのメール。
今日まで、何のイベントをしているか、
そもそもイベントをしていることも知らない子から。
”クマさん、猫もらってくれない?”
笑わずにはいられない瞬間。
きれいな満月の夜に、きれいなオチまでついて。
まるで、誰かが書いたシナリオのように。
けれど、進んでいくのは僕自身で。
テントはこの冬には、また解体され、ここは冬眠の準備へ。
僕は、ここに踏み記した足跡を抱きしめて、次の一歩へ。
幻の様な4日間。宝物です。
Thanks for わんだぁえっぐ と その仲間たち
Thanks for よしこさん&娘たち
Thanks for 親父、おふくろ at 穂高
Thanks for 妻、娘たち at 東京
Thanks for スケジュール調整してくださった皆さん
Thanks for 会いに来てくれた皆さん
ありがとう。
また会いましょう!
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