友人のカメラマン八幡 宏さんと、宮城県岩沼市拾得物展示場にて写真洗浄のお手伝いに行ってきました。
自衛隊の方などが回収してきたアルバムから、写真を一枚一枚取り出して、
泥や砂を落とし、しみ込んだ塩分やバクテリアを落とし、乾燥させる作業。
その一枚一枚には、大切な人が、ものが、場所が、瞬間が写っていて、
また同様に、シャッターを切った人の眼も、そこには写っています。
人には意味の無い一枚も、必ず誰かにとって意味を持つ一枚。
写真を撮る者として、写真を洗いながら、自分の身を洗う思いでした。
こちらは仙台空港近くの「北釜おもいで集積場」
各地区で同様に写真をはじめとした大切なものを集め、洗浄し、保管している場所、人々がいます。
津波から2ヶ月が経ち、現在、いまだ洗浄されていない写真、フィルムの状態は刻一刻と悪化しています。
現地では人手が足りていません。
しかも、ここだけではなく被災地は南北にとても長い。
行ける方は、ぜひ被災地へ向かって下さい。
行けば、やること、やれることは沢山あります。
僕らがお世話になった岩沼市ボランティアセンターでは、
ボランティアのテントサイトや車中泊用の駐車場などもあり、一日からでも足を運びやすい環境になっていました。
写真って、やっぱり素敵なものだなぁ。
今回、複写撮影用にコピースタンドを用意して下さった山下コウ太さん、
ありがとうございます、お届けしてきました!
八幡さん、誘ってくれてありがとう。また行こう。
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