09 August, 2014

ポートレイト

A045_20
過去に掲載した写真から。




東京猫色、テーマを設定して臨んだポートレイト週間、
7人の写真が出揃いました。


過去写真を棚からごそっとひっくり返して探してみたり、
200mmをぶら下げて町散策したり、
85mmを試しに付けてみたり
いつもどおり58mmでうろうろしたり、
50mmをひさびさに出してみたり、
35mmを購入してみたり、
28mmにして這いつくばってみたり、
はっきりいって、いったいなにがポートレイトなんだか迷いました。

それにしても、写真ってむずかしいわ。


I crawled and looked up.
這いつくばっている僕を、心配そうな目で見る町猫さん。



目鼻がハッキリと見えて、その人の顔を伝える証明写真や、
その場の時代感、雰囲気まで写し撮ったスナップとも違う、
ポートレイトという表現。

以前、義祖母が亡くなり遺影として使う写真を探したとき、
思いのほか、そういった写真が少なかったことを思い出しました。
背景がうるさくなく、その人のひととなりがわかって、
そしてなにより、意思ある表情で僕らの心に語りかけてくる写真。

写真って、記録として写し留めることができる表現。
かわりつづける姿のひとときを、
いなくなるものの一瞬の姿を、いつまでも残すことができる。

そして、その写真には写っていなくても、写真の中に、
そこに向き合いピントを合わせ、シャッターを切った自分も確かに存在しているんだね。



forty winks
過去に掲載した写真から、こちらでも企画に便乗して。




それにしても、写真っておもしろいわ。





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