13 December, 2016

ある冬の日

One autumn day, at an ordinary park


 ある冬の日。普通の公園にて。そんな見慣れた日常に心奪われるお年頃。

 特別なソレや、決定的なアレは、もちろんすごいインパクトで胸に迫る。それはまたそれですごいディープインパクトです。撮れない悔しさや撮りに行かない情け無さを超える勢いで叫ぶ、ぼくにしか撮れないぼくの日常。...まぁ誰も見ないわな、そう、ぼくのためにぼくが撮る写真。

 なんの変哲も無い公園の風景。紅葉の時期で、陽の加減がとてもいい時間で、とても印象的で。
 粘っていれば木の葉舞い落ちる決定的瞬間が撮れたかもしれない。超広角レンズを持っていけば広がる公園の紅葉をもっともっと表現できたかもしれない。
 子どもと出かけた休日の公園で、あぁ美しいな、と思って撮った一枚は、それでいいんではなかろうか、と思う冬の一枚。

「写真なんか撮ってないで、一緒に遊ぼーよ」

 それでいいんではないだろうか、と思う冬の一日。

                                ひとり写真会議中。







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