21 August, 2013

じいちゃんから孫へ

Flower difference, collecting honey.

安曇野の朝、友達が希望を込めて大切に育てた蓮の花が咲いた。
それを撮りにきた僕の目の前に、蜂が蜜をとりにきていた。
蓮にとっても、蜂にとっても、かけがえの無い存在。

なにごとも自分以外の何者かとの関わり合いの中で、
生きていることを感じる朝。

ひとりじゃないんだ。



Posthumous work of my grandfather.
Peacockpinecone.

僕の祖父の遺作。

祖父は僕が生まれる一年前に亡くなっていて、会ったことは無い。
塗りではなく、彫る仕事をしていたそうです。
彫りを入れた後に、金箔を入れる、沈金。


Parent and child lion.
The tatami-room table which parents of the father's side sent to parents of mother.


これは息子の義理の両親(つまり僕の母方の祖父母です)からの注文で、
ふたりの結婚後に制作した親子獅子。

この夏休みに6歳になる娘と、松ぼっくり、松の葉の書き方、
獅子の特徴的なタテガミと幾何学的だけど手書きで味わいのある花の文様
「すごい」「かっこいい」といいながら模写もしゃ。

兼業で、一升瓶を傍らに、木を彫っていた(らしい)祖父。
僕の父は(6人いた子はみんな)信州の山奥から上京し、
東京で専業勤め人になりました。

そのおかげで今の僕があるわけですが、
僕はじいちゃんのこれらの作品、その彫りや、線、
そういった今、目の前に残っている仕事を見て、
写真を撮る仕事を選びました。

たぶん娘達は勤め人志望だろうかね(w

会ったことは無いけど、じいちゃん、ありがとう。










7人の写真家が見つめる東京の猫、
ブログ:東京猫色も更新しました。



31 July, 2013

暑中お見舞い申し上げます。

Lilium maculatum at Kuji IWATE
岩手県久慈小袖海岸のはまゆり



暑中お見舞い申し上げます。

今朝は娘の朝顔の鉢、今シーズン最多の7輪咲いたよ。


今日で7月も終わり。
東京は、梅雨明けからしばらく夏空が広がりましたが、
ここにきて、なんともはっきりしない天気の日々。
涼しくて過ごしやすいんだけど、
今ひとつ、なにかが足りていない感じ。
無い物ねだりだよねぇ。

Summer 2013


しっかり水飲んで、無理せず日陰に入って、
えんやぁ、こらさぁ、と精をだそう。
そんで、大粒の汗かいて、よっこらせ、って一仕事終えたら、
美味しい夏の野菜と、よく冷えたビールをのもう。

それでいいよ、それがいいよ、夏だよ。


みなさま、暑い中、無理せず、
よく冷えたシュワシュワしたビールも我慢せず、
お身体、ご自愛下さいませ。




6人の写真家が綴る東京の猫ブログ「東京猫色」も更新しました。





25 July, 2013

出張

SunSet From EchigoKawaguchi SA

上信越自動車道、越後川口SAより


雨の東京で朝からRaw現像。
今日もおひさまには会えないかなぁ、
なんて思っていたけれど、関越トンネル抜けたら、
間に合いましたよ、夕焼けに。

きれいに焼けてた、ほんときれいに。








ここのところ、おかげさまで忙しい日々が続いていて、
撮影、現像、移動、の繰り返し。

5、6年ぶりに来ている新潟で、かわらずに営業していた炉端焼き屋さん。
まだフリーになって間もない頃で、別件の取材の最中、ライターさんと、夕飯を食べながら一杯呑もう、なんて流れになって、ライターさんの嗅覚に任せ入った一軒。店の真正面が、駅の新幹線乗り場への階段で、出張らしき幾人ものビジネスマンがひとり酒。肴をつまみながら、日本酒をちびちび頂きながら、急遽、別企画でこの店を取り上げよう、なんて、撮影させていただいたりして。

久々に立ち寄った新潟駅は、再開発が進み、ちょっと駅構内で迷子になったけど、その階段を降りると、あのころと同じ佇まい、同じ雰囲気、同じ時間が流れていました。

…あの時は、D200だったなぁ。
デジタルカメラはこの間、二台入れ替わって、で、僕はなにか、変わったんだろうか。

動いている中で、出会う景色や、人、味、匂い。
そういったものをガソリンにして前へ進んでいる実感、手応え、大切に過ごそう。

30 June, 2013

ホタル コイ


Firefly,Tatsuno NAGANO 2013

長野県、辰野のホタル祭り。

ホタルがよく飛ぶのは、月明かりのない、暗く、蒸し暑い雨上がりの夜、
この日は直前まで冷たい雨。けど、少し寒過ぎたみたい。
それでも、たくさんの光りが暗闇を舞いました。

後ろに見える色とりどりの光の列は、ホタルを見に来た人々の、
スマートフォンやデジタルカメラの液晶の灯り…。
それもまた、暗闇を進む百鬼夜行のようで(苦笑
ホタルの光はそのままでは撮れませんので、
どうぞそれらはしまって、その目でお楽しみ下さい。


Tatsuno Nagnao 2013


暗闇の中の光、
心細い中での安堵、希望。

人もまた、光とともに。



Rain Drops


またしばらく遠出が続きます。
荷物のパッキングをしながら、これから出会う風景や人々に胸躍らせて、
それでも少し、心残りや心細い気持ちもあったり、
…この感覚、好きだなぁ。
雨の季節、しっかり水を蓄えよう。

20 June, 2013

6月、雨。

Light over the umbrella



a sudden shower


つゆらしく ふりそそぐ雨と ふりそそぐ平坦な光


あぁ、ひさしぶりにあなたに会いたいな。
って思う人のところへ、行ってみちゃおうか。



以前も書いたけれど、八幡さんの言う「写真は移動とともにある表現」…
大きく言えば人生も移動とともに。
動くことで変わる、良くも悪くも。
そして、良くも悪くも動き続けることでしか、ココニイルコトを形にすることはできないわけで。
ー 動物 ーですから。


ここ最近、わりとよく動いていたんですが、
動けば動くほど、その道の先を歩く人々の背中のそれはそれは大きいこと。

ちょっと走ってみたら、毎日走る人がいて、
毎日ちょっと走ってみたら、10km走を日課にする人がいて、
10kmを楽に走れるようになると、20km走る人がいて、
20km走ってみたら、ものすごい早さで20kmを走る人がいて、
がんばって急いで走ってみたら、今度は登山道を走って登って降りて来る人がいて、
歩いて山登りからはじめてみたら、30泊テントで縦走とかって人がいて、
そりゃ、無理だろって。

どこかで、そんなことを意識しているのは、
きっと自分のしていることを、自分で決められていないからなんだ。

と、夜中に。


さ、さ、すっかり寝てしまおう。

forty winks